Ansibleもくもく会リモート参加の手引き
私は地方に住んでいるということもあり、首都圏で開催されている勉強会にはなかなか参加できませんでした。
そんな中、Ansibleもくもく会はリモートで参加できるということもあり、何度もリモートで参加させていただきました。
おかげさまで、いろいろと学習する意欲が湧いてきて、前に一歩進むきっかけを頂けました。大変感謝しております。
勉強したいな、と思っても同じような境遇で現地参加できない、という方のために、リモート参加ってどんなかんじなの?という情報や楽しむためのコツをまとめておきたいと思います。
事前準備
Connpassでの申し込み
何はなくとも、Connpassで参加の申し込みをしましょう。
Ansibleに興味を持たれた方は、掲載されているイベントはスケジュールや空き枠が合わなかったとしても、Connpassのページでアカウント登録を行い、「Ansibleユーザ会」のメンバーになることをオススメします。
メンバーになると、その会で主催するイベントが登録されるたびに、通知が飛んでくるようになり、次回のチャンスを見つけやすくなります。
端末環境の準備
もくもく会の当日に使うものは、以下の通りです。
- ブラウザ(教材や質問票などを見るため)
- ターミナルソフト(SSH接続できればOK)
- リモート参加のみで利用するBlueJeans
上記を利用するため、利用端末からインターネットに向けて、いくつかのポートで通信ができる環境が必要になります。
最後のはBlueJeansという、オンライン会議システム特有のものです。詳細なシステム要件は以下サポートページが参考になります。
以前は追加アプリケーションの導入が必須だったように思いますが、ChromeのWebRTCのみでも利用できるようになったようなので、Chromeでの利用をお勧めします。
BlueJeansを使った会話の必要はありませんが、当日資料のURLリンクはBlueJeans経由で映像で案内されます。そのため、序盤に配信される映像は最低でも確認できる必要があります。
開催直前(前日くらい)に、主催されているREDHATさんから、メールにて以下のURLが案内されます。
- 当日のリモート参加で接続するためのBlueJeansのURL
- 事前のBlueJeans動作確認用のURL
もしかすると、プロキシ環境からだとうまく利用できないかもしれません。
BlueJeansについては、事前に接続テストをしておくと良いと思います。
↑動作確認用ページのオウム君。マイクで話すと、それをオウム返しでしゃべってくれます。
↑実際にテスト画面で通信しているパケットキャプチャのデータ。UDP5000が見えると思います。
過去に一度、Windowsへ接続するためのRDP(TCP3389)が必要になったことがありますが、その場合には開催案内に注意書きがあると思います。
端末環境であったほうがいいもの
「マルチディスプレイ構成」がおすすめです。
もくもくするときは、どうしてもブラウザで教材を開きながら、ターミナルやエディタを操作する形になります。
このほか、後述する質問票の画面を開きながらやろうとすると、どうしても手狭になります。そのため、マルチディスプレイが可能な方は是非活用すると良いでしょう。
リモート参加用のBlueJeansにもチャット機能がありますが、過去の経験上ほとんど利用はされていませんので、もくもく中はほとんどチェックしなくても大丈夫だと思います。(場合によっては、そこにURLなどが案内されるケースもあります)
当日の流れ
まずは、事前に案内されたBlueJeansの当日用のURLを開き、開始時間を迎えましょう。
会議室入室時にニックネームを求められますが、connpassアカウントでもよし、好きな名前を付けましょう。チャットログくらいにしか残りません。
Connpassにも記載のある通りではありますが、基本的にAnsibleもくもく会は、以下のようなタイムテーブルで進行されます。
No. | 概要 | メイン | 所要時間 |
---|---|---|---|
1. | 出だしの挨拶+もくもくの仕方のご説明 | REDHATさん | 5分~10分程度 |
2. | 提供される課題でひたすらセルフでもくもく学習 | ご自身 | 1時間半程度 |
3. | 成果共有枠の方の発表 | 発表者 | 10分程度 |
4. | アンケートの案内や次回開催などのご案内 | REDHATさん | 5分程度 |
まず、もくもく会の冒頭で、進行されるREDHATの方から、BlueJeans経由の映像でbit.ly(短縮URLサービス)のURLのご案内があると思います。(コピペ出来ないので注意)
そこを開くと、GoogleDocsを利用した質問票の当日用のページに飛びます。
質問表の中には、もくもく会の教材のあるURLや、アンケートのURLなどのリンクが記載されています。リンクなどの情報の流れを概略で書くと、こんな感じ↓です。
0.現地スライド or リモートBlueJeans画面共有で、1.のURLの共有(bit.ly) 1.質問票[GoogleDocs] … 2&3のリンク+質疑+アンケート案内 + ユーザ番号予約 ├2.ログイン情報や参考ドキュメントURLへのリンク用ページ └3.教材のGitHubページ 2.のログイン情報を用いてSSHでAnsibleもくもく環境へログイン
質問票には、どのユーザ番号を使うか、という記載をする欄がありますので、まずはじめに空いているところに自分のニックネームを書きましょう。
↓こんな感じ
教材について
教材は基本的にブラウザで閲覧します。
いくつかページを開くので、タブブラウザをお勧めします(今時シングルのが珍しいか…)
基本的に教材を読んでいけば学習は進められるようになっていますが、詰まってしまったら遠慮なく質問票に質問してみましょう!
ターミナル環境について
教材のURLで、質問票でキープした番号に紐付いたターミナルログイン先の情報などが記載されていますので、その情報を参考に接続先を入力し、ログインします。
↓こんな感じで掲載されています。
Ansible実行環境へのSSHは、初期状態はパスワード認証です。
もしパスワード入力が面倒!!という方は、事前に鍵認証用の公開鍵を準備しておくと良いと思います。(切断されない限り、再接続するケースは稀だと思いますが)
ターミナル+操作環境上のVimなどでも問題なくもくもくはできますが、 最近流行りの、Visual Studio Code Remoteを使ってのもくもくもお勧めです!
エディタとターミナルが一体になっていて、拡張モジュールなども便利に活用できるので、環境の縛りがないようであれば、ぜひ多機能なVisual Studio Code Remoteを使うことをお勧めします。
※とはいっても、いまだに私もターミナル側の操作ログを取る方法がわかってません…
わからない点が出てきた時の質問について
質問票は、ブラウザ経由でGoogleDocsを利用して、複数人でテキスト形式で質問や回答などをやり取りします。
↓こんな感じ
これは、基本的には現地でもリモートでも同じです。
GoogleDocsでは、「表示」→「印刷レイアウト」がデフォルトでチェックが入っています。これがあるとページの区切りがはっきりする構成になってしまい、情報が分断されてしまうので、好みもあると思いますがチェックを外すことをお勧めします。
もくもくタイム中のBlueJeansについて
上記2.のもくもくタイム中は、BlueJeansは基本的に使いません。画面配信も実施されないと思います。
もくもくタイム終了後の成果共有発表について
BlueJeansで中継されます。
他の方がどんな学びを得たのかを知るいい機会です。たまにすごいことを話される方がいらっしゃいますし、初学の方の発表も新しい気付きを得るいい機会になると思いますので、成果共有の視聴はおすすめです。
偉そうに言ってますが、私も初学者です…
BlueJeansを利用する上での注意点
デフォルト値が変わるケースもあると思いますが、ご自身のマイクが入った状態だと、他の方にも聞こえてしまうケースがあります。ビデオもご自身の姿が映ってしまう可能性もあります。
過去に参加した際も、お仕事っぽい電話の声が聞こえたこともありますので、BlueJeansを開いたらご自身のマイクやカメラは無効化(グレーアウトだったかな?)しておきましょう。
↑こんな感じ
後は、最近は試していませんが、「後からBlueJeans上でサウンドの出力デバイスを変えても反映されない」という症状に悩まされたことがあります。
あれー?音出てないなー?と思ったら、思わぬところから出力されているかもしれません。
その他
遅刻した場合、欠席する場合
遅刻したとしても後から参加も可能です。
冒頭に表示されるbit.lyのURLは分からないと思いますが、BlueJeansのチャットのログを見ると残っていることがあるかもしれません。
もし何も情報がなければ、BlueJeansのチャットや、ユーザー会のページで案内されているTwitterで相談してみましょう。常時確認されているわけではないので、誰かが気付いてくれるのを待ちましょう。 (○○さんが入室しました、というようなログも出ませんので、発言しないと気付いてもらえません)
完全に参加が無理であれば、空くのを待っている人のためにちゃんとキャンセルしましょう。
個人的にやったほうがいいと思うもの
もくもく会なので会話そのものは不要なのですが、BlueJeansが持っているチャットの機能で、開始と終了のときは簡単に挨拶だったりお礼だったりを残しておくと良いと思います。
モチベ維持のためにあったほうがいいと思うもの
色々とご意見もあると思いますが、私はTwitterの利用をお勧めします。
もくもくリモートでやっていると、どうしても詰まったりします。
その場合、基本的には当日案内される質問票でやり取りをする形になるのですが、質問までいかないまでも、何か思ったことがあれば、ハッシュタグ「#ansiblejp」をつけてつぶやいてみましょう。
当日、同じようにハッシュタグをつけてつぶやいている人からアドバイスがもらえるかもしれません。
私だけかもしれませんが、現地にいる感覚になれるのでTwitterやりながらでも、とても楽しいです。(少しペースは落ちますが)
遠ざけておいたほうがいいもの
ペットなどを飼われている方は、遠ざけておかないと大変なことになります…
我が家では、ねこが大敵です…
参考リンク
Ansibleユーザ会の有志の方で作成いただいている、Ansibleユーザ会の案内ページです。
Slackの案内などもあるので、こちらへの参加もお勧めです。