【最新】Ansibleもくもく会リモート参加の手引き_20200609_v2.xlsx
久々のブログエントリです。
先日、久しぶりにAnsibleもくもく会(以下リンクのイベント)に参加しました。
2019年11月頃までは毎月のように参加していましたが、大分内容について把握でき、他の参加者様の学習の機会を邪魔してしまうのも…という思いからも、しばらく未参加な状態でした。
以前は現地枠+リモート枠でしたが、最近ではコロナの影響もありフルリモートでの開催となっています。 参加手法が大きく変わったこともあり、久しぶりに参加させていただきました。
以前書いた記事をベースに、もくもく会の変化についていろいろと書いてみようと思います。
参加方法の変化
依然のリモート参加との、参加方法の変化について、以下表にまとめます。
No. | 項目 | 以前 | 最新 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1. | イベント参加申請 | Connpass | Connpass | 変化なし |
2. | イベント開催手法 | 現地+リモート | 完全リモート | 現地参加も楽しいので、また再開(再会)したいですね… |
3. | イベント詳細案内 | メール(前日) | メール(当日) | 単純に管理者のメッセージ送信タイミングの問題? |
4. | 開催回数 | 同日1回 | 同日3回 | 昼間、夕方、夜のように3回開催されるのは参加者側が好きなタイミングが選べるのでとても良い。(中村さんのアナウンスは大変そうですが…) |
5. | 動画配信手法 | BlueJeans | Discord※ | 特殊なポート解放不要!ありがたい |
6. | メッセージ配信手法 | BlueJeans(チャット) | Discord※ | BlueJeansのチャットはあまり活用されていなかったのですが、URL案内などで確実に利用されるようになったのはとても分かりやすい |
7. | 質問方法 | GoogleDocs | GoogleDocs | 変化なし。Discord側でも質問できますが、ログや共有の観点からもGoogleDocs側の利用を推奨 |
8. | 用意される環境 | ハンズオン環境(被操作対象のみ) | ハンズオン環境(コンソール環境含む) | エディタ(VSCode)もターミナルも、ブラウザのみで利用できるのはとても参加しやすい! |
9. | コンテンツ | 日々更新 | 日々更新 | 内容が少しずつ改定されています。調整されている方、いつもありがとうございます |
10. | 成果共有 | 毎回数名 | 挙手性 | 「成果共有枠」という枠がなくなったため。簡単なことでよいので報告してみましょう!(ブーメラン) |
※Discordとは、ゲーマー向けに開発されたビデオ通話などのシステムです。
1~4(イベントそのもの)について
1,3については、以前とあまり変化ないと思います。
2.(開催手法)について、現地+リモートから、完全リモートのみになっています。私も以前、地方民にもかかわらず現地参加させていただきましたが、現地は現地で楽しいので、落ち着いたらまた現地開催で皆様にお会いしたいですね。
4.(開催回数)について、リモートワークの世間事情に合わせて、日中帯も開催されるようになっています。これはお子さんをお持ちの方には嬉しいところですね。
5-8(イベント開催手法)について
ここが一番大きく変わったところだと思います。
5.動画配信手法について
まず、動画配信手法が、BlueJeansからDiscordになりました。
これまでBlueJeansではUDP5000など一部特殊なポートが必要となり、会社環境などアクセス制限がある環境からの参加が難しかったのではないかと思います。
これがDiscordになることにより、HTTP/HTTPSのみになりましたので、参加の敷居がグッと下がったのではないでしょうか。
6.メッセージ配信手法について
これまでは現地+リモートということもあり、資料などへのアクセス情報が、現地ではホワイトボード+冒頭案内+口頭、リモートでは冒頭案内が中心と、差分がありました。
BlueJeansで案内されるケースもありましたが、チャットの画面に切り替えないとチャットを表示できないことから、そこに案内を張っても目に留まる方/留まらない方が分かれていたと思います。
これがDiscord(メッセージ中心)になることにより、案内が非常にスムーズになったと思います。当日であれば過去ログも閲覧できますし、とてもいい変化だと思います。
7.質問方法について
これは、これまで同様GoogleDocsです。Discordにも#質問 というチャンネルが作られていましたが、質疑の紐づけ(どの問いに対する答えなのか)などの関係もあるため、基本的にはGoogleDocsを利用するのが良いと思います。
8.用意される環境について
いくつか差分がありますので、表形式にします。
No. | 項目 | 以前 | 最新 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1. | コンテンツ種別 | サーバ編、NW編の2種類 | サーバ編、NW編の2種類 | 変化なし(たまに固有コンテンツあり) |
2. | 操作環境のアクセス情報 | GoogleDocsのリンクからブラウザで参照 | GoogleDocsのリンクからブラウザで参照 | ブラウザで利用できるVSCodeが追加になり、ここで案内されます! |
3. | エディタ | 操作端末上のローカルエディタ or サーバ上のvim等のCLIエディタ | 左記に加え、ブラウザのみで利用可能なVSCode環境が提供 | VSCodeのWeb版が使えるのはとても楽ですね!! |
4. | ターミナル(SSH)接続 | 操作端末上のターミナルツール | 左記に加え、上記VSCode環境からターミナル接続が可能に | 外部に対しSSH(TCP22)が解放されていなくても参加できるように! |
VSCodeがWebブラウザのみで利用できるため、お手軽さが段違いになりました。BlueJeansの差分と合わせて、もくもく可能な環境の制限がかなり緩和されましたね。
もちろん、これまでどおり個人のお気に入りのエディタや自信が気に入っているエクステンションの入ったローカルVSCodeなども利用可能です。
VSCode上からターミナル接続するには、こんな感じ(以下画像)です。(※ただし画像のVSCodeはアプリ版です)
9.コンテンツの変化
今回、久しぶりにNW編に参加させていただきました。コンテンツは常に公開されています。
最初のReadmeを見た時には、以前と同じかなーと思ったのですが、後半のTowerのコンテンツなどで、NW機器のConfigバックアップを実施すると自動的にTower上で世代管理され、Restore用のジョブテンプレートに世代のリストが出てくる、というのがとても新鮮で、実運用での活用シーンも踏まえた内容となっており、非常に良かったです!
この変化のために、ジョブテンプレートの権限設定についても、NW機器側だけでなくTower自身に対しての権限も必要となりました。
権限の種別を切り替えないとTower側の権限が出てこず、最初は「おお?ないな?」となりました。当日の質問はこれに関することも多かったですね。
10.成果共有について
固定の成果共有枠がなくなったこともあって、当日の成果共有はゼロ件でした。
私の成果をご紹介します。コンテンツそのものはNW編を選択しており、最後まで完走することができました。
NW編のExecuse7 において、メーカーの異なる各NW機器に対してバナー情報を一括で設定する、という項目があるのですが、そこのバナー情報として、以下の文字列を入れてみました。
------------------ < Nyansible!! > ------------------ \ ∧_∧ .ミ,,・_・ミ ヾ(,_uuノ
はい。2バイト文字アリです。絶対に実機ではやりませんね。
にゃんしぶる、について、詳細を知りたい方はこちら。
上記の結果ですが、以下のようになりました。Junos優秀!Aristaはがんばった!
ルータ | メーカ | Playbook結果 | バナー |
---|---|---|---|
rtr1 | Cisco | Changed | 何も入らず |
rtr2/4 | Arista | Changed | |
rtr3 | Juniper | Changed |
今後について
ひさしぶりのもくもく会、とても楽しく参加させていただきました。
また6月にはAnsible Automatesや、Ansible Nightなどもあり、6月はイベントが盛りだくさんです。こちらもすべてリモートで参加できるようなので、とても楽しみです。