自宅の書斎を在宅勤務向けに改造しました。
コロナ禍をきっかけとしたリモートワークの活用促進を横目に、地方在住の私は今年の10月末まで原則出勤スタイルでした。
それが、11月に入り、私自身が濃厚接触者になるほどコロナ禍が身近な存在になり、一気に状況が変化しました。
そんな状況を、折角なので楽しもう!と奥さんと相談して、書斎を在宅勤務向けに改造することになりました。その記録を残しておきます。
(なお、PCR検査の結果は陰性でした。)
書斎の間取り
書斎…というか、扱い上は納戸ですが、こんなレイアウトです。
もともとは、この左上に奥様のドレッサーっぽいアンティークのデスクが置いてありました。
目指したコンセプト
- もともと部屋が広くないため、夫婦ふたりでの同時利用は考えない。
- 仕事だけでなく、書斎は本を読む場所でもあるので、椅子には特にこだわりたい。
- 座りっぱなしも悪いという話をよく聞くので、スタンディングで仕事ができるよう、電動昇降デスクにしたい。
- 可能な限り、色は白ベースにしたい。
- 実用性・機能性重視。高級「感」は不要
大まかには、こんなコンセプトからスタートしました。
ここに、私の好きなDIYの要素を入れて、「壁の空間を活用したい」という要件を加えました。
改造後の間取り
一度組み上げてからデスクの向きを90度変更したりと紆余曲折ありましたが、最終的にこんなレイアウトに落ち着きました。
パンチングボードやタスクボードとの位置関係も、メッチャ改善された。
— tatematsu_san (@tk4_jj) 2020年11月27日
俺がやりたかったのは、これだったのか…
ディスプレイの左下にecho show 5を入れたくなってきた🤔 pic.twitter.com/P1EmAJJZP7
実際に買ったもの
電動昇降デスク
間取り的な条件があり、幅1000、奥行600までと決めていました。なかなか要望のサイズにあうセット品がなかったということもあり、足と天板を別々で購入しています。
天板を自前で購入したメリットでもありますが、天板の取り付け位置の最奥は、足の一番奥から5cmほど手前にズラしています。
理由としては、以下の考えがあったためです。結果的に、大正解でした。
- 確実にモニターアームは付けるだろう
- アーム部分や配線も少し後ろにはみ出るだろう
- 電動デスクが上下する際、天板の後ろ側が足の奥とピッタリだとはみ出た部分がこすれてしまう
- 2x4の柱を配線用で建てることを考えているため、柱を入れられるスペースが欲しい
昇降デスクの足
FLEXISPOTというメーカーの、幅の調整が最も小さくできる、E1Wというモデルを購入しました。
ちょうど今サイバーマンデーの時期ということもあり、Amazonや本家サイトでもセールをやっているようですね。だいぶ安くなっている…
電動デスクしゅごい… pic.twitter.com/B9ISFSwpGt
— tatematsu_san (@tk4_jj) 2020年11月8日
最初に仮組みで動かしてみましたが、駆動音は全く気にならないレベルでした。
昇降デスクの天板
ニトリのプレフェという組み合わせフリーデスクの天板(600*1000 白色)を単独で買ってきました。
本当は、IKEAの以下の商品が激安なのですが、通販では取り扱っていませんでした…
作業用に必須となる電動ドライバー
Amazonで適当に安い電動ドライバーを購入しました。天板裏にガンガン穴をあけていくので、さすがに電動ドライバーがないと無理です。
椅子
椅子本体
椅子は、Twitterでつぶやいてみたところ、アーロンチェア派な方が多かったですが、やはり座り比べないと相性もある、というご意見も多く聞きました。
結果、近場でアーロンチェアとエルゴヒューマンであれば置いてある店を見つけたので、実際に試座しに行き、結果としてエルゴヒューマンプロに決めました。
my new gear...
— tatematsu_san (@tk4_jj) 2020年11月9日
超重いんだけどこれwww pic.twitter.com/2QGNXeXQu5
試座には、奥様と一緒に行って二人とも椅子に座ってます。
1件目にアーロンチェアに行って、その時点でかなり心が揺れていたのですが、エルゴヒューマンプロに座った時に「あ、ヘッドレスト必要だわ」となりました。
仕事だけでなく、リクライニングして読書をする、という目的を満たすのであれば、ヘッドレストはあったほうがいいと思います。
あとは、当初のコンセプト通り「実用性・機能性重視」です。オンラインで検索するとエルゴヒューマンは「圧倒的コスパ」とうたわれていることもあり、またアーロンチェアの特徴である前傾チルト機能も備えていたことから、エルゴヒューマンプロに決めました。
チェアマット
エルゴヒューマンプロ、重量が「30kg」もあります。超重いです。
そんな椅子に座って動くわけなので、さすがにチェアマットを買いました。
ロールスクリーン
我が家は一条工務店で建てたのですが、一条さんの特徴として「標準仕様」という、作り付けの家具のサイズが決まっていることが挙げられます。
書斎にある本棚も例にもれず「標準仕様」の作り付けの本棚なのですが、そのおかげでサイズの情報がネットに出回っていたり、サイズがぴったりあう、シンデレラフィットの社外品の情報も多いようです。
今回、本棚向けには、ニトリのロールスクリーンがシンデレラフィットということで、以下商品を購入しています。
↑の「165X220」サイズがぴったりフィットします。
なるべく壁を保護したいと思って、いろいろとDIYで柱を立てたりと抵抗したりしているのですが、戸棚の位置も固定なのもあり、ここは本棚上の壁の石膏ボードに直接取り付けました。
DIYの柱周辺
支柱
ネットワーク屋さんということもあり、配線にはとてもこだわりがあります。
また、狭い部屋ながらもスペースを有効活用したい、ということも考え、壁にいろいろとつけるための柱を2x4のSPF材+ディアウォールのいつものセットで立てることにしました。
部屋の高さが2400mmで、ディアウォールを使う場合には、大体40mm短くするとジャストフィットになります。(公式ガイドは45mmですが)
なので、ホームセンターで10フィートの2x4のSPF材を3本買って、その場で2360mmにカットしてもらい、その端材を使って柱~柱の間をつないで渡しを作り、接地可能な面を増やしつつ強度を上げたりしています。
こだわりの配線はこちら。まだ改修の余地がある…
壁、というか、柱は配線のためにも必須だったんですよね。
— tatematsu_san (@tk4_jj) 2020年11月27日
なので拡張して壁掛け機能を持たせた感じです。
配線はこんな感じ。電動昇降デスクで右上が一番低いとき、右下が一番高いときの電源、LAN配線です。 pic.twitter.com/yyAKQ16lQW
タスクボード
Amazonで見つけたホワイトボードをぶら下げて、タスクボード替わりに使っています。
ツールによる可視化も必要ですが、やはり手元にアナログの付箋でタスクが見える状態だと、すぐに仕事モードに入れますね。
パンチングボード関連
2本目と3本目の柱の間に白のパンチングボードを入れています。サイズは確か650x910だったと思います。
パンチングボードだけでは意味をなさないので、それに使うフックなどもAmazonに売っていたものを買いました。
今後の拡張
とりあえず軸が整ったので、ここからは見た目を整える番かなと思ってます。
- フェイクグリーンを柱から垂らす
- パンチングボードに軽量の棚を取り付ける
- マガジンラックっぽいものを柱側につくって少し飾りたい。
- 足元のスペースが開いているので、もう少し空間を活用したい
いろいろと拡張のイメージはありますが、共同の部屋でもあるので奥様と相談しながら継続して改造を進めていこうと思います。
どなたかのお役に立てば幸いです。